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Googleマップ「マップに相談」で自分の宿はどう紹介される?確かめ方と対策

Googleマップ「マップに相談」で自分の宿はどう紹介される?確かめ方と対策

はじめに

Googleマップに、話しかけて場所を探せる「マップに相談」が加わりました。旅行者が「ひとりで気兼ねなく泊まれる宿は」と聞くと、AIが口コミなどをもとに宿を選んで答えます。では、自分の宿はどう紹介されているのでしょうか。この記事では、マップに相談で自分の宿の見え方を確かめる手順と、見え方がずれていたときの直し方をまとめます。

Googleマップの「マップに相談」とは

会話で宿を探せるようになった

Googleは2026年8月7日、「マップに相談」を日本で提供すると発表しました。スマホのGoogleマップアプリで、数週間かけて順次使えるようになっています。

これまでの地図検索は、「地域名+宿」のような言葉で探すものでした。マップに相談では、「川の近くで、夜は静かに過ごせる宿」のように、条件や過ごし方をそのまま話しかけて探せます。

Googleによると、提案には5億人以上の投稿者による口コミと、3億件以上の場所の情報が使われています。

2026年2月には、口コミなどをAIが分析して要点を示す「この場所のヒント」も始まっています。宿の口コミは、人が1件ずつ読むものから、AIがまとめて伝えるものに変わりつつあります。

聞く人や聞くたびに、答えが変わる

マップに相談は、同じ質問でも毎回同じ答えを返すとは限りません。

日本での提供にあわせて、利用者一人ひとりに提案を合わせる「パーソナル インテリジェンス」も加わりました。

「マップに相談」では、連携した情報や過去の会話によって回答がパーソナライズされる場合があります。

筆者が試したときも、AIの側から「この宿を何度も調べていますね」と履歴に触れてきました。確かめるときは、同じ質問を何度か繰り返し、できれば履歴の少ないアカウントでも試してください。

自分の宿がマップに相談でどう紹介されるか確かめる

確かめる手順

手順は次の5つです。

  1. 宿の名前を出して、「この宿の特徴は」と聞く
  2. 名前を出さず、宿の強みに合う過ごし方で聞く
  3. 候補に出てこなければ、「この宿を外した理由は」と聞く
  4. 料金や設備など、条件を変えて聞き直す
  5. 同じ質問を2〜3回繰り返し、毎回出る内容だけを結果として扱う

2で使う質問は、宿の実際の強みに合わせてください。たとえば、目の前を車が通る宿で「静かな宿」と聞いても、候補に出ないのは当然です。

3でAIが答える理由は、あとから組み立てた説明のこともあります。答え合わせではなく、「こう分類されている」という参考として読みます。

筆者の宿で試したときのこと

筆者が運営に関わる小規模ゲストハウスで、実際に試しました。

宿の名前で聞くと、料金、個室の設備、バリアフリー対応、駅からの近さを詳しく説明してくれました。内容はおおむね正確です。

次に、名前を出さずに「ひとりで泊まれる宿」「他の旅行者と話せる宿」「静かに過ごせる宿」と聞きました。この宿は、どの質問でも候補に出てきませんでした。

外した理由を聞くと、「交流よりもアクセスや快適性を重視した宿」と説明されました。料金の手頃さや個室の条件を足して聞き直すと、ようやく候補に入りました。

料金や設備のように、はっきり書かれている情報には反応する。滞在中の過ごし方のように、口コミに具体的に書かれていない体験には反応しない。そういう見え方でした。

AIが描く宿の姿は、今の宿の姿とずれることがある

間違いではないが、今の打ち出し方とは違う

筆者の宿の場合、AIの説明は基本的には合っていました。ただ、読んでいて違和感がありました。

たしかに、以前はそういう宿だった。でも今は、そこを軸に伸ばそうとは考えていない。AIが描いていたのは、少し前の宿の姿に近いものでした。

どちらが正しいのかは、宿の側にも簡単には判断できません。宿が思っている姿と、宿泊者が受け取っている姿が違うこともあるからです。

ただ、ずれがあると分かること自体に意味があります。今の宿の姿が、外に伝わる材料になっていないということだからです。

材料が古く少ないと、前の姿が残る

AIがどの情報をどれだけ重く見ているかは公開されていません。

AIが宿について説明するときは、口コミ、Googleマップ上の施設情報、Web上の情報など、外部に存在する材料をもとにします。

新しい口コミが少なく、中身も「よかった」程度なら、AIは以前の紹介記事や予約サイトの説明で宿を語るしかありません。

宿が運営の方針を変えても、その変化を伝える材料がなければ、AIが描く宿の姿は変わりません。

AIに伝わる宿の姿を、今の姿に近づける

宿が自分で出す情報を、今の軸で書き直す

Googleビジネスプロフィールの説明文は、宿が自分で書ける数少ない場所です。

開業したときのまま、設備の説明だけになっていないでしょうか。今打ち出したい過ごし方を、具体的な場面で書き足します。

Googleは「この場所のヒント」について、口コミに加えてネット上の有益な情報も分析すると説明しています。公式サイトや予約サイトの紹介文も、同じ方向にそろえておきます。

料金や設備に古い情報が残っていれば、あわせて直してください。AIは、古い情報もそのまま説明に使います。

今の宿の体験を、宿泊者の言葉で残してもらう

宿の説明文は、あくまで宿の自己紹介です。宿泊者が実際にどう過ごしたかは、口コミでしか伝わりません。

口コミが「居心地がよかった」だけでは、AIは交流できる宿なのか、静かに過ごせる宿なのかを判断できません。

アンケートで過ごし方を聞き、宿泊者に体験を言葉にしてもらうと、口コミにも具体的な記述が出やすくなります。

過ごし方を聞く設問の作り方は、こちらで詳しく説明しています。

宿泊者アンケートの項目の決め方|聞けていない話題を見つける手順

あしあとブックでは、アンケートの回答をもとにAIが口コミの下書きを作り、宿泊者本人が確認して投稿します。

やってはいけないこと

AIに拾われたいからといって、口コミの中身を宿が操作するのは逆効果です。次の行為は避けてください。

  • 「〇〇と書いてください」と特定の言葉を頼む
  • 割引や特典と引き換えに口コミを頼む
  • 宿側やAIが、宿泊者の代わりに口コミを書く
  • 満足度の高い人にだけ投稿を案内する

報酬と引き換えの口コミや、満足した人だけに投稿を頼む行為は、Googleのポリシーで認められていません。特定の言葉を頼む行為も、宿泊者本人の体験から離れた口コミを生みます。

まとめ

  • 「マップに相談」では、旅行者が過ごし方や条件で宿を探し、AIが口コミなどをもとに答えます
  • 宿の名前、体験、条件を変えて聞くと、自分の宿がどう分類されているかが分かります
  • AIが描く宿の姿は、材料が古く少ないと、今の宿の姿とずれることがあります
  • 宿が出す説明文を今の軸で書き直し、料金や設備の古い情報も直します
  • 今の体験はアンケートで宿泊者に言葉にしてもらい、口コミにつなげます
あしあとブック

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